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NMC journal
人材定着のカギ その②
職員から「退職したい」と言われたとき、
所長先生は直ぐに職員の募集をしないといけないと考えると同時に、
まずは辞める職員の担当先をどの職員に引き継がせようかと考えます。
顧客の規模や対応難易度、決算月なども考慮に入れないといけないし、
職員に引継ぎの話をした瞬間に嫌な顔をされるだろうな・・・。
「これ以上担当を持たなければならないなら、私も退職する」と言われないだろうか・・・。
と頭を悩ませます。
職員の退職を聞かされる度に所長先生は大きなストレスを感じるのです。
そして結果として、
・所長の私が一時的に担当を引き受けないといけない
・引継ぎをした職員の残業が増加して所内の空気が悪くなった
といったことも珍しいことではありません。
それでも何とか新担当を決めて引継ぎを始めることができても、
担当に任せきりにして明文化していなかった
「帳簿作成や決算処理に必要な資料や情報」がなくて苦労することも少なくありません。
特効薬的な解決法としては、会計事務所での業務経験が豊富な人が
すぐに入ってきてくれることです。
顧客と上手にコミュニケーションがとれて、
月々の帳簿も決算も難なく終わらせていってくれるような人が入社してくれたら万々歳です。
でも、都合良くそんな経験を持った人が入社してくれるとは限りません。
逆にそのような人は直ぐに入社してこないと思って、
苦労しないための準備をしておきたいものです。
私どものグループ会社、エヌエムシイ税理士法人でも
新しく入社してくる人に期待をしてしまっていた時期がありました。
でも、そんな期待を抱いているうちはネズミのラットレースのようなものです。
その様子はこちらからご覧ください。
このままでは駄目だと実感していたからこそ
「帳簿作成や決算に必要な資料や情報の明文化」は当時の最重要課題でした。
しかし、簡単にその課題をクリアできるものではありません。
自分自身が辞めたときを想像して顧客情報を文面化しなさいと言われても、
今が忙しければ、その時間を作ることが出来ず、掛け声だけに終わってしまうのです。
顧客への訪問予定を取らず、1週間予定を明けさせて顧客情報を
「お客様カルテ」という名称をつけて1件1件強制的に記入させたこともありました。
しかし、その情報を都度更新させていくことができませんでした。
決算のときだけでも更新させようとしましたが、
「更新する情報がありません」と言われてしまうのです。
そして、いつの日か更新が止まってしまいました。
どうしたら良いのか?と行き詰まった時期がありましたが、
今では全ての顧客の帳簿情報が明文化されて残るようになりました!
明文化の成功の秘訣は、弊社の『在宅っくす。』開始にありました。
詳しく知りたい方は、是非、こちらからお問い合わせください。
職員の退職時に困らないようにしようとした追求した結果、
職員が退職しなくなる効果をもたらしました。
退職して困らないということは、退職しなくても良い働きやすい環境につながったのです。
人材の定着の2つ目のカギだったのです。
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