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2019/11/03

【事務所インタビュー】職員からも反響! 顧問先運用サポート事例

エヌエムシイ税理士法人いわき事務所でCASH RADAR PBシステム(以下PBS)のオプション機能である『Moneytree連携』の推進キャンペーンを行いました。
計42件のお客様にご導入いただき、どのように設定や操作指導のサポートを行っていったのか。職員やお客様からの反応をお届けします。

3ステップで最短60分!超・省エネの運用サポート術

できるだけお客様に負担をかけずに使い方を覚えていただくために試行錯誤した結果、お客様を指導する役割分担を決め、3つのステップでサポートを行いました。

Step1 購入からデータ同期

作業を行うためにはインターネットバンキングのIDなど、お客様しか知らない情報が必要になりますので、同席をお願いするようにしています。その後、バンキングデータをPBSに「同期」するための簡単な科目設定を、私たちが行います。 初回の所要時間は30分程度です。

Step2 仕訳のルール化

Moneytreeに登録されたバンキングデータとPBSが同期されたら、それを仕訳に変換するための「ルール化」設定を行います。お客様の通帳取引種類の数にもよりますが、長くても1時間程度ですので、お客様の業務負担は少ないです。

Step3 操作指導

最後に、操作指導です。ルール化が済んでいる場合、取得したデータには自動的に勘定科目や摘要などの情報が紐づけられ、仕訳行が緑色で表示されます。ルール化された取引が多いほど、お客様の入力の手間が減っていくことになります。操作指導は複数回行う場合もありますが、所要時間は30分から1時間程度です。

このようにできるだけお客様の業務に影響が出ないようにサポートを進めています。 経理担当の方がいるお客様などは、ここまでのサポートを行えばルール化の追加設定はご自分でできる方もいらっしゃいます。

職員から喜びの声、続々

『Moneytree連携』機能は、職員からの評価も高いです。 代表的な2つの例をご紹介します。

1つ目は、「自計化のお客様の通帳残高が合うようになった」という点です。 手入力ではどうしても金額などの打ち間違えが起こります。お客様に『Moneytree連携』を活用していただければ、通帳残高は必ず合った状態で監査に入れるのでスムーズです。

2つ目は、「お客様独自の入力方法で行うということが少なくなった」という点です。 私たちが一度仕訳のルール化をしていれば、お客様は都度摘要や科目を選んだりする必要がなくなります。事務所職員にとっては、お客様が独自のやり方で入力したものを、後から補正するといった手間がなくなります。

記帳代行での活用術

事務所で記帳代行を行っているお客様の場合も、『Moneytree連携』を上手に活用することで事務所側の作業量が軽減されます。
前述のMoneytreeとPBSのデータ同期までの手続きが済んでいれば、事務所内でいつでもお客様のバンキングデータを取り込むことが可能です。例えばカード明細など取引の多いものは、一から入力するよりも楽ですし、残高も間違えることはありません。

新規のお客様の立上げや在宅スタッフ活用とのコラボも

最近では新規のお客様にも、最初から『Moneytree連携』オプション付きでPBSをご導入いただきます。最初に現金出納帳入力の操作指導に訪問するときにMoneytreeへの口座登録を済ませ、次回に銀行帳入力の指導に行く際には、ルール化を済ませた状態で説明できるようにしています。
また今後は在宅スタッフにも『Moneytree連携』を使用して作業効率を上げるなど、さらなる活用方法を進めています。

今回このキャンペーンに取り組んで、お客様は意外にインターネットバンキングを使っているということが分かりました。 お客様から「便利になった」といった声をこれからもたくさんいただけるように、サポートを続けていきます。


エヌエムシイ税理士法人 いわき事務所 木村明子
キャンペーンで『Moneytree連携』を導入されたお客様に対し、事務所の先頭に立って運用サポートを行っている。

本記事はNMC通信17号に掲載されております。